第23回日本HDF研究会学術集会・総会

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大会長挨拶

 この度、第23回日本HDF研究会学術集会・総会を、2017年9月30日(土曜日)、10月1日(日曜日)の両日に岩手県盛岡市で開催させていただくことになりました。
 平安時代の末期、この“いわて”の地にて奥州藤原氏は戦のない平和な世界「理想郷」を目指しました。また宮沢賢治はこの“いわて”をモチーフとして「理想郷(イーハトーブ)」と名付けました。岩手の先人たちが求めてきた「理想」をHDF療法でも目指したく、今回の大会テーマを「理想のHDFとは?」とさせて頂きました。本研究会の設立目的として、「人工腎臓治療の不完全さにより発症する透析アミロイド症などの合併症対策の観点から、糸球体濾過機能により近い濾過型血液浄化法 の発展および普及を目的とする。とりわけオンラインHDFや push & pull HDFの技術的、学術的な確立と普及を目指す」が挙げられています。本大会が、HDF療法が「理想」の治療となるための一歩になればと考えています。
 平成24年度の診療報酬にてOn-line HDFが保険収載され、その後年々HDF患者が増加し2015年末には全体の17%を占めており、今後更に増加することが予想されています。HDF療法は医師、臨床工学技士、看護師、栄養士、検査技師などの多職種の関わりが必要ですが、今後HDF患者の患者数が増加することにより、より患者さんと接する看護師の皆さんの力が必要と考えます。2017年10月21日(土曜日)、22日(日曜日)の両日に同会場にて第20回日本腎不全看護学会(医療法人社団 恵仁会 三愛病院 遠藤ミネ子大会長)が開催されることもあり、本大会との共同企画を考えており、看護師の皆様にも興味を持って頂ける場を設けたいと考えております。更に今回は前大会で深澤瑞也大会長が掲げられました「病態に応じたテーラーメイドHDF」をより深く掘り下げることにより、「理想のHDF」に近づけるのではと考えます。
 昔、岩手県は「日本のチベット」などと言われ、もの凄い田舎の様に思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、今は北海道・東北新幹線で東京から最短2時間11分で盛岡までお越しになれます。また盛岡の南約30kmのところにいわて花巻空港があり、札幌、名古屋(小牧)、大阪(伊丹)、福岡との間に定期便が就航しており、交通の便は問題ありません。宿泊施設に関して、盛岡は北東北観光の要の場所であり周辺にはたくさんの温泉があるため問題ありません。岩手県は四国と同じ面積があり、岩手山や三陸海岸などの自然、中尊寺金色堂を中心とした奥州藤原文化、花巻温泉を中心とした宮沢賢治の世界、橋野鉄鋼山など明治日本の産業革命遺産など多種多様の観光名所があります。またわんこそばをはじめとする盛岡三大麺や前沢牛などの食文化もあわせて学会の合間に北東北の秋を満喫して頂ければと思います。
 皆様方のご参加心よりお待ち申し上げます。

平成29年2月吉日

第23回日本HDF研究会学術集会・総会
大会長 阿部 貴弥
岩手医科大学医学部泌尿器科学講座 腎・血液浄化療法学分野

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