会長挨拶:第41回日本高血圧学会総会

第41回日本高血圧学会総会

会長挨拶

第41回日本高血圧学会総会 会長
長谷部 直幸
旭川医科大学 内科学講座 循環・呼吸・神経病態内科学分野 教授

 第41回日本高血圧学会総会を2018年9月14日(金曜日)~16日(日曜日)の3日間、旭川市(旭川市民文化会館、星野リゾートOMO7 旭川)で開催させていただくことになりました。2005年に菊池健次郎先生が開催されて以来、旭川では13年振りとなります。このような機会をいただきましたことを、日本高血圧学会会員の皆様に心より感謝申し上げます。
 高血圧はあらゆる生活習慣病のリスクであり増悪因子です。私共は循環器・呼吸器・神経・腎臓を担う内科の立場で、常に多臓器連関の中の高血圧学を意識してまいりました。多領域に及ぶ高血圧合併症の制圧には複数の領域を網羅する知識と技術と知恵が結集されなければなりません。本学会では「全身を診てこそ」の「医療の原点回帰」を考えたいと思います。
 医療の均霑化と個別医療の狭間で精密医療の概念が提起され、先端基礎研究と先進医療の融合による多くの成果を享受する時を迎えています。一方で高齢者医療の中にも予防医学を重視すべき現実があり、医学・医療の新たな流れは、高血圧の分野に新たな展開を求めています。高血圧・循環器病予防療養指導師制度は高血圧のチーム医療を推進するものですが、実臨床の高血圧診療は多くの高血圧非専門医の先生方に委ねられております。そうした高血圧の日常診療の充実をめざす働きかけも学会の新たな取り組みとなっています。若手研究者の活性化や男女共同参画の推進も軌道に乗り、健診成績の向上につながる一般市民の啓発活動も着実に進められています。
 このような背景から本総会のテーマを「医の幹を太く、医の枝を強くする高血圧学」
“Interdisciplinary and interprofessional evolution in hypertension research”と致しました。あらゆる分野・領域・職種・地域に広がりと充実を求める本総会は、高血圧領域の多様性を踏まえた上で未来に向けた高血圧学・高血圧医療の発展を誓う学会になればと願っております。
 健康寿命の延伸が叫ばれる中でHypertension Paradoxの解消を目指し、AHA/ACCおよびESC/ESHのガイドライン改訂を踏まえながら、本学会で公表されるSPRINT-Jの結果も受けてJSH2019改訂の方向性が見える学会にもなります。
 大雪山では紅葉が始まり、街には北海道の味覚が溢れる「北の恵み 食べマルシェ2018」の季節です。旭川ラーメンを堪能する企画や「氷点の森を歩こう」という森林浴の企画もございます。人気の旭山動物園も訪れていただければ幸いです。是非、多くの皆様に旭川にお越しいただき、日本高血圧学会をお楽しみいただきたいと願っております。

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